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長棒術は引手が早くなければ扱えない!

円空流で行う長棒術について、他流では棒術や六尺棒などと称しますが、当流では錫杖術の流れから長棒術と呼称しています。

それぞれに特徴、違いは多々あると思いますが、そこは目をつぶって頂きたいですね。

それでは棒の扱い方について述べますが、ここで紹介するのは繰り出しからの持ち手変更です。

今回は向きの変更に用いて述べますが、実際には打ち込みの時に棒を立てながら行うことで右打ちから左打ちに変更したりと変化します。

正面を打つふりをしながら臑打ちに行ったりする場合もあり、薙刀の扱い方に若干似ています。

ただ、薙刀の扱い方との違いは棒を持っている位置ですね。

円空流では端から端まで使うためにこじり側に軸手がありますが、薙刀ではやや中央寄りにあり、打ち出す時に端まで繰り出して打つのです。

足の使い方も薙刀と棒術では大きく違いますが、これは致し方ないことですね。

薙刀の場合は先端に重い刃がついていると考えれば、重さの配分から手の位置が変わったわけで、

長棒術の場合、錫や槍先は薙刀ほどは重くないので中央寄りを持たなくても対応はできると考えています。

重ければ当然ですがそれなりに対応し、重さを利用した持ち方・扱い方に変化するのは当然です。

繰り出し持ち替えをする場合、後ろの軸手の引きが重要であり、前手を緩めて軸手を引くのですが、前手は動かしてはならないのです。

前手(写真では左手)が中央を超えた瞬間に後ろにある軸(写真では右手)手を中央付近に移動①させ、左手の振り上げと同時に持ち替え②をする。

これらを右脇や左脇に立てて行えば、剣の耳構え(八相)に近い形で繰り出し持ち替えが出来るのです。

長棒の場合は風車ので持ち替え=振り回し(棒が一回転、もしくは半回転する)などがありますので、それぞれの動きに応じて変化します。

但し、後ろの引手を早くしなければ棒の回転や次への動作が遅くなる訳で、攻撃が終わったら次への動きとして引き手を早くする努力は必要なのです。

頑張って行ってみましょう

 

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剣が有ると無いのでは大きな違い

写真では剣を腰に挿しているため、棒と体の前に当然ですが隙間があります。

隙間がありませんと、突く時の繰り出しなどの時に軸手(後ろ手)を剣の柄頭に打ちつけてしまう場合(写真上)がありますので、普段扱う場合に二本挿してみたり一本挿したりして稽古することも大事ですね。

これらは抜刀でも同じで、二本挿した場合の抜き方は一本挿しとは大きな違いがあります。

柔術でも同じですね、脇差と大刀を挿した状態では大きく違いますが、懐刀・鎧通し等は長棒術でも別に影響はありません。

それぞれ試してみて、体の動きや使い方を研究してくださいね。

こんなに演りづらいのか~!と思う方もいらっしゃるはずです。

特に居合などを行っている方、柔術を行っている方などチャレンジしてみては如何でしょうか。

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