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古流の技のポイントとはなにか!
前回記載しました七里引きについてですが、日本少林寺拳法にも同じような技があると記載しましたので、それらについて少し述べたいと思います。
古流における七里引きは、簡単に言いますと肘の逆を取る技なんです。
他にもツボを押圧する古流があるかもしれませんので、私の知っている限りでの回答です。
私が数十年前に日本少林寺拳法を修行してていたときのの記憶では、日本少林寺拳法は『上腕にある膊陰(ハクイン)というツボを締める』、と私は教わりましたね。
この技については、開祖=宗道臣師が自伝の中でクラブで憲兵隊員が日本刀で刃傷問題を起こしていたときの対応技として紹介されていますので、興味のある方は読んで頂ければと思います。
日本少林寺拳法では、技の名称として金剛拳 腕十字固 となっています。
前述した通り古流とは技が似ていますが、ツボを押圧するなどの技法となっているのが特徴でしょうか。
そして、円空流では七里引きから裏捨て身に入り腕を折る、または腕拉ぎに入ることになるんですが、日本少林寺拳法では足払いから立ち合掌固めの技に変化しています。
という事に、う~んそうだったのか!・・・・理解してただけましたか!
開祖=宗道臣師がどうして古流の技を知っていたのか?、どうやら祖父(不遷流)の影響があったと言われていますが真偽は分かりません。
ただ、『古流に似て非なるもの』になっていると思って下さい。
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柔道にしても合気道にしても、古流の技から成り立っていますので、どれが正しいかではなく、どれだけ進歩させたか、に尽きるのではないでしょうか。
中国拳法でも、老化 新化 新新化などといって技の真理から外れていなければ問題はない、という考え方があります。
ところが日本ではそのような考えではなく、勝手に作った、勝手に名乗っている、などと騒ぎ立てますよね。
技は進歩してるのだから当然のことなんですが、それらを否定してあくまで古流の技を守っていくのが継承者、という考えかたにこだわっている方が多いです。
確かにこだわりは大切ですね、守っていくとはとても大事ですがそれらにこだわり続けることで、化石になるのはちょっと違うかな?と私は思っています。
古流の動きでも現代に使えるようにする、これは考えていかなければなりません。
ボクシングや空手のパンチや突き、柔道のスピードのある投げ技などですが、それらに対処できるよう体を練り上げる努力をしなければいけない、と思います。
もはや突きでも、体が流れるような突きをする流派はありません、剣道のように飛び込むような面や小手打ちのスピードもそうです。
古武道の動きはひざの崩しや肩の入れ・抜き、腰回りなどがあります。
これらは、相手にとって最短の距離に入る運足、相手から見えにくい入身をする動き、になるのです。
古流も新しいと言われる武道でも同じであると考えていますが、違いはルールがあるかどうかです。
残念ながら古武道系ではルールはありませんね、それは技自体に生殺与奪があるからなのです。
古流って奥が深いんです。
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