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出席率は9割近く、十年共に稽古

 

先日、平成31年1月の稽古が始まったばかりでした。

そんな中、東久留米教室開設とともに歩んできたKさんが退会することになりました。

K剣士はもともとは仕事を一度退職した後、ボクシングを始めたそうです。

その後、縁があり当会の稽古に参加、あれから10年が経ちました、当初は5年経ったら辞めますとか話していたのですが・・・・・、10年頑張ってくれました。

社会的地位は今でも名誉〇〇と高名なKさん、若輩ななる私の指導を受け入れてくださいました。

趣味は小説を書くことや版画制作など多趣味なK剣士ですが、心臓に雑音が聞こえるということで、先週道場に顔を見せ、『退会します。お世話になりました』と切り出し、若い者が道場を清掃しようとしたら、『もう掃除はしてあります。今まで使った居合刀や六尺棒、木剣は新しく入会してくる方に使わせほしい』と言われ、改めて決意の深さを思い知りました。

果たして私は、K剣士にきちんと指導が出来ていたのだろうか?と、自問しながら、改めて出会った頃からの思いを振り返っています。

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K剣士は自身の仕事の都合上もありますが、年約45回、10年ですから450回稽古日の中で休んだのはわずか一年で4~5日あるかないかです。

凄いですね、若い剣士たちは簡単に理由をつけて休んでいますが!!・・・・、彼はきちんと向き合い様々質問を投げかけてきましたので、日々こちらも勉強をさせられたのが一番の思い出です。

そして、たくさんの事を教わりましたね~!、武道では私が師匠ですが、人生の経験は豊富で大変お世話になりました。

若い剣士たちもK剣士から、気持ちの置き方や向き合い方など刺激を受けていましたね。

 

私よりも一回り以上の人生の先輩であり、そして武道としては仲間であります、これからはご自身の体を御自愛し、奥様とともに体に負担をかけない趣味を頑張って欲しいものです。

十年間ご苦労様でした、そして有難うございました。

 

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