2018年/04/08年福岡県武道祭、福岡剣道連盟VS福岡なぎなた連盟を見る
武道が盛んな九州、福岡、熊本、鹿児島など常に全日本で上位を占めるには訳があるように思います。
一つには武道に関する環境が整っていること、郷土質といいますか、各県が競い合って高めている点、そしてこのような異種戦を各県で行い武道の実践性を確認しあっている点ではないだろうか。
関東ではどうであろうか、薙刀ばかりではなく武道そのものが段々と会員離れをしているのが実際で、異種戦を行ってもそれだけの価値が見出されるのだろうか。
古武道を行っている私でさえ、会員不足は深刻なものであり、なかなか集まり難いものがあります。
最近では、東京オリンピックの影響により一躍空手ブームになっていますが、オリンピック後も今の会員が継続できるのかは疑問なのです。
一時、ヤワラちゃん人気や、平成三四郎人気で柔道も増えましたが今では危険性が高いスポーツとして人気も下がり気味に、剣道もオリンピック種目ではないためと高価な防具でなかなか人気はありません。
体の大きい人は、サッカー・野球に惹かれては、社会人になっては辞めて行ってしまうのが当然のようになっています。
しかし、今回紹介する異種戦のように普段の稽古の実践性を確かめる動きは各地で見られるようになってきました。
福岡県連の試合方法は11人制で行っていますよね。
過去の薙刀対剣道の試合では、薙刀の一本がなかなか認められなかった傾向にありましたが、最近の試合では平等に審判が行われているのが分かります。
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香川県琴平高校薙刀対剣道戦も見る価値あり
なぎなた部がある高校でも地道に異種戦を行っている所があります。
今回紹介するのは、香川県琴平高校ですが今年で11年目になるそうです。
剣道部もなぎなた部も、それぞれ研究して戦っているのが分かります。
前回にも各地域での異種戦を紹介してきましたが、若い人達がそれぞれ考え日本の武道を発展させようと研究し切磋琢磨してくれているのは嬉しいものがあります。
古武道を習いたいと訪れる若者には、ブランド志向の人もいますし、強くなりたいと考えている人もいます。
門扉を広げていますが、それでも中々集まり難いのです。
当流は、新たに編纂された流派ですから残念ながらブランド力はありませんね((笑))
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