うねりとは???

 

円空流における太極拳の動きの中で、私が命名し指導している『雲手拳』の動きについて、大事にしているものがあります。

笠 悟老師に再三注意され身に付けたのは体の”うねり”でした。

うねりとは、体のねじりを体に感じそれを実際に体現することなのです。

太極拳も日本国内では、中国の健康体操として有名になりましたが、じつは中国武術本来の身体の運用法が高度なため、武術として使用できる人が少ないと云われているのは皆さんもご存知だと思います。

陳家太極拳と楊家太極拳と比較してみれば、分かりやすいですよね。

陳家は柔の中に剛の動きが含まれていますが、楊家にはそれらが見受けられません。

しかし、共に体の念転から打ち出す力を利用している点では同じで、それらが表面的に見えるかどうかの問題であり、太極拳の理念からは外れていないと云うのです。

わずかな期間しか指導を受けられなかった私ですが、ゆるりと入られドンと衝撃を受けたのだけが身体の記憶としてあります。

 

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どうしてそのようになるのか考えましたね、最終的には自己完結ですが放松(文字が出ない(´;ω;`)ふぁんそん)が大事だと云う事に気づいた訳です。

太極拳を行う上でとても重要視される要訣の一つですが、”根を岩の中に張りしっかりと安定させ、枝葉は緩やかに風に任せる” つまり、下半身をしっかりと鍛え安定させ、上半身は力みのない緩やかな動きを身に付けなさい。

身体をゴムとして捉えると理解でき易いので、説明しますね。

下半身がしっかりと安定できれば、体の捻りから戻す力を倍増できると云う事なのです。

下半身が安定していなければせっかく得た大きなエネルギーをロスしてしまう事に、又、エネルギーの流れる道(套路)がしっかりと出来ていなければそれもまたロスになってしまったり、体のどこかに歪み(反動)が出たりすると、さんざん言われましたね。(今でもうまくできません( ´∀` ))

それでも、何とか老師から『お前に合ったものを教えるから』と教わったのが雲手拳で、打ち出すことに捻りを簡単に意識することが出来、そして戻すときのうねりを体現できるのです。

動画では、足を並行立ちで行っていますが、これを前進・後退しながら行っていくとかなり実感できるのではないでしょうか。

私が指導を受けた時には、発勁なる言葉はありませんでしたが、今では技として得意能力のようになっていますね。

そういえば、寸勁(分勁)なる言葉はありました。

40年以上も前の事ですから記憶に廃れがあって、少し曖昧になっています。

何しろ当時、新橋・虎ノ門界隈で仕事をしていましたので、早朝の稽古はつらかったですし、過激派による三井ビル爆破事件(不謹慎ですが近かったので見に行きました)や丸の内ビル爆破事件などもありました。

地方から大都会に出てきて右・左もわからず、言葉(方言)で悩んだ時期でもありましたが、いや~なつかしい、懐かしい!

海援隊の歌ではありませんが、本当に「遠くへきたもんだ」の歌詞そのものですね。


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