力を抜くと痛みが消える不思議!

 

前回の脱力と力を抜くの違いの延長ですが、これから述べることを二人で実行して頂くことが前提です。

互いに向き合い、力いっぱいの握手をしましょう。

どうです、力が弱い人は手が痛いですよね((笑))、ふざけるな((●`ε´●))とお怒りの方がいると思います。

それでは、痛いと思った方は力を入れるのは止めてみてくだい。

そうです、握られるままにしてみましょうか、どうです、痛いですか?辛いですか?・・・・多分、痛みは10分の1程度しか感じないはずです。

力を抜くということで、このような作用があるとは誰も思いません、これは円空流の口伝”無用の用”の一つですが、他の流派でも同じような口伝はあることでしょう。

最初に互いに力を入れて手が痛かったのは、力を入れたことで手・指・全体のの筋肉が緊張したことで膨れる状態になり、力が弱ければ手全体が潰されるため、筋肉や神経が圧迫され傷ついて痛みと感じる訳です。

しかし、力を抜くことで緩みが出来、筋肉の損傷も少なく神経への圧迫も少なくなり、痛みが軽減されるわけなんです。

でも、痛いのは痛いですよ、私達は”慣れ”があるために痛みに対して抵抗力がついているだけですからね。((笑))

いつまでも同じ状態であれば痛みを強く感じ始めますから、その前に技をかけましょう。

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前回のブログで剣の話をしてますが、剣は方向性を示していると考えてください。

それでは、フレミングの右手の法則を思い出しましょうか、技術系の方はよく知っていると思いますが、実はこの法則は人間にも当てはまるんです。

フレミングの法則は、薬指=電流、磁界の方向=人差し指、導体の動いた方向=親指と、力の方向性を表しています。

これを握られた時の状態で表すと、薬指は相手が五指で相手の手のひらを握っている状態と左右への力の方向を表し、人差し指は力の方向ですから腕の延長が一番力の出る方向であり、この場合は前後を表しています。

では親指は何を表しているか、といいますと相手の腕に働く力の抜ける道を表し、力の抜ける方向を表しているわけですから、親指を伸ばした方向の前後は自由に動かされてしまうことになります。

これらは、前述した力が抜けている状態で行う事が肝要ですね、力が入っていれば力の反射が起こります。

さあ~!相手を見つけて試してみましょう。

前後に動いたら、後は自流の技を掛けてみてください、面白いほど簡単に技をかけることが出来るはずです。

ただし、力が正しく抜けていればの話ですが、頑張ってください。

 

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