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早縄術における縄の扱い方

 

まずは皆さんお久しぶりです。

 

全国的に新型コロナウイルス感染の為に公共施設の制限がされ、夜の稽古が出来なくなっています。

私も自己防衛の為新型コロナワクチン接種を行いましたが、やる・やらなら無いは個人の自由ですから、其れなりに考えて行動しましょう。

 

当流では骨指術の併傳として早縄術が伝承されています。

縄の扱い方としての技法ばかりに目が行ってしまいますが、実は遠間からの攻撃では有りませんが咎人を居つかせる為の方法があります。

この方法は投縄(とうなわ)と呼ばれるもので、一人で使うものではなく数人で咎人を取りか囲み顔や体に遠くから縄を当てていくものです。

縄が身体に当たる痛みは咎人にとって苦痛であり嫌な物になるため、手で払ったり、縄を掴んだりする、と云うより掴ませるのが目的ですね。

縄を投げた術者と咎人とで繩の引き合いをさせる、この時を狙って町方同心や自身番や奉行所に努める下侍)が戸板や梯子、刺す叉等で一気に取り押さえる。

又は縄を掴ませた瞬間に摑まれた縄で霞(目打ち)を掛ける、又は縄を巻きつける(捲き縄)、骨指を使って相手に一気に縄を手繰りながら近づく(掛け手繰り)、手繰った縄で相手の腕を叩いたり武器を叩き落とす(打ち縄)、捕まれた縄を一気に片足で踏みつけ相手を倒す(踏み縄)等がありますがこれらは技法ではなく扱い方です。

縄を取り扱うにはこれらを駆使する事が大切で、技法はこれらが出来てからの話になりますね。

 

投縄とは、ただ縄を投げるだけなのです・・・・何じゃそりゃっ((#^ω^)ってなりますよね。

本当にただ縄を真っ直ぐ線上に投げるだけで、二尋半から三尋ですから約4.5~5.4mを真っ直ぐに相手の頭・顔や胸に向かって伸ばして投げる事を呼びます。

確かにコツは有りますし相手から見ずらいように投げる訳ですから、野球のようなオーバーハンドで投げる訳には行きません。

其れに10回投げて三回相手に当たれば!届けば良いなどの云う考えではなく、失敗が三回以内に収めなければ却って足手纏いになってしまいます。

 

咎人に対して縄が四方八方から投縄する訳ですが、しっかりと線状に飛ばない、山成りに飛ぶ、団子になってしまうなどは他の縄と絡み合ってしまう事になりかねません。

その為にはコツを覚えて、後は数百回、数千回投げて体に身に着けることが大事なのです。

縄を足や腕に絡みつかせることも出来るようになりますし、上達すると意外と楽しいものですよ。

 

そのうちに講習会でもやりたいですが、新型コロナウイルス対策が落ち着くまでは何も出来ませんね。

 

 
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