出会いとは先を制すること!

 

先日、道場で行った稽古について述べさせていただきます。

柔術の稽古の中で流体稽古というものがありますが、これは型の稽古を連続して行えるようにするための動きを身につけるもので、3人がけで行います。

当然ですが待っていては稽古になりませんので、自分から仕掛けていくことになります。

しかし、出会いを抑えるということはこの真逆の動きなのです。

型の動きは型の連複で身につきますが、出会いを抑えることは難しいですね。

相手は絶えず動いていいるわけで、どのタイミングで相手の先を制するか、いかに出会いを抑えるかですが、これには集団縄跳びに入るような難しさがあります。

私達は棒術の流派ですから、当然剣を相手に行うわけで、剣を抜こうとした瞬間や、剣を抜いたあとの振りかぶろうとした瞬間などシチェーションは様々あります。

そして、見えない動き無拍子で抑えなければならないのです。

う~~ん

また、条件が増えてしまいましたね。

出会いを抑えるということは、振り下ろし際や突き際を抑えたり往なす(いなす)事ではありません。

乗せる動きの事ですが、それは分かっていますよね。

事の起こりを抑える、早すぎてはいけない、また遅すぎてもいけないのです。

例えば剣の場合、相手が柄に手を触れるわずか前や瞬間に抑える、振りかぶりが止まる前や止まった瞬間に抑えるという、この微妙なタイミングを取る難しさなんです。

写真を今回載せませんでしたが、次回には紹介させていただきます。

 

とはいえ、写真や動画で見ても、表面的なものしか捉えることは出来ません。

膝の動きで入るものですから、そこまで捉えることが難しいのです。

ただ言えることは、二の足を踏まないこと、胸から入るのではなく肩から入ること、打つのではなく抑えること、剣の下・剣の前にはいないことなどが条件でしょうか。

前述した見えない動きなどは難しいものではなく、剣術や棒術を修行している者であれば当たり前の動きですし、無拍子などもそうですね。

 

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人間は動物的反応があり、動くものを目で追うという習性があります。

剣道で云う鶺鴒(セキレイ)の剣や、現代武道が行う上下に跳ねる動作、中国拳法で見られる手を上下左右や円の動作をしたり等など、相手にとっては目障りでですよね。

つまり、意識が動きに行ってしまい、攻撃された時に反撃するタイミングが遅れてしまいます。

少年漫画誌で掲載されている『はじめの一歩=作者・森川ジョージ』のなかで青木が行う目の動きで相手を倒すというシーン、あれです。

 

しかし、それらの動きを無視し相手の本質の動きを捉える、ということですから難しい限りです。

相手の動きを盗む、呼吸を盗む、拍子があれば、その拍子を盗むと云うことです。

どこで盗むかは自分次第でしょうか、得手・不得手があります(本当はいけない)ので、まず自分の得手で行ってみてはいかがでしょうか。

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